「いつか妊娠したい」と思っているけれど、妊娠する前に何か準備しておいたほうがいいの?
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
妊娠や出産について考えるとき、妊娠してから準備を始めるイメージがあるかもしれません。
実は、妊娠する前から自分の身体や健康について知っておくことも大切です。
この記事では、現役助産師の視点から、妊娠を考え始めた方に知っておいてほしいことを5つ紹介します。
「プレコンセプションケア」って?
最近、「プレコンセプションケア」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
プレコンセプションケアとは、性別にかかわらず、性や健康について正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めた将来のライフプランを考えながら健康管理を行う取り組みです。
「まだ妊娠する予定はない」という方にとっても、自分の身体について知るきっかけになります。
それでは、妊娠を考え始めたらどんなことを意識すればよいのでしょうか?
① 葉酸を意識する
妊娠を考え始めたら、葉酸について知っておきましょう。
葉酸は、赤ちゃんの発育に関わる重要な栄養素です。
妊娠に気づく前から摂取することが大切とされているため、「妊娠してから」ではなく、妊娠を考え始めた時期から意識することがポイントです。
食事から葉酸をとることに加えて、妊娠を考えている女性には、通常の食事からの摂取に加えて葉酸400μg/日をサプリメントなどから追加摂取することが推奨されています。
ただし、サプリメントの種類や摂取量については、持病や服用している薬などによって注意が必要な場合があります。
自分に合った方法について、医師や薬剤師などに相談してみましょう。
② 予防接種や感染症について確認する
妊娠を考えたら、予防接種についても確認しておきましょう。
特に、妊娠中に感染すると赤ちゃんへの影響が心配される感染症があります。
自分がどのような予防接種を受けたことがあるのか、母子健康手帳などで確認してみるのもおすすめです。
また、妊娠中には受けられないワクチンもあるため、妊娠前に確認しておくことが大切です。
「自分は大丈夫かな?」と気になる場合は、医療機関に相談してみましょう。
③ 飲んでいる薬や持病について確認する
普段から薬を飲んでいる方や、持病がある方は、妊娠を考えた段階で一度確認しておきましょう。
薬の中には、妊娠中の使用について注意が必要なものがあります。
だからといって、自己判断で薬を中止するのはおすすめできません。
妊娠を考えていることを主治医に伝え、妊娠前から相談しておくと安心です。
④ 自分の月経について知っておく
普段の月経について知っておくことも大切です。
例えば、
- 月経周期は何日くらいなのか
- 月経は規則的に来ているか
- 月経痛が強くないか
- 月経以外の出血がないか
- 月経前にどのような症状があるか
などを記録してみましょう。
「いつものことだから」と思っていた症状が、実は婦人科に相談したほうがよいサインだったということもあります。
気になる症状がある場合は、妊娠を考える前から婦人科に相談してみるのも一つの方法です。
⑤ 自分の身体と生活習慣を見直してみる
妊娠を考え始めたら、食事・睡眠・運動など、普段の生活についても少し振り返ってみましょう。
完璧な生活を目指す必要はありません。
「毎日忙しくて食事が適当になっている」
「睡眠時間が短い」
「最近あまり身体を動かしていない」
など、気になるところがあれば、できることから少しずつ見直してみましょう。
プレコンセプションケアは、妊娠するためだけのものではありません。
これからの自分自身の健康について考えることにもつながります。
まとめ
妊娠を考え始めたら、妊娠してから準備するのではなく、妊娠前から自分の身体について知っておくことが大切です。
今回紹介したポイントをまとめると、
- 葉酸を意識する
- 予防接種や感染症について確認する
- 薬や持病について医師に相談する
- 自分の月経について知る
- 食事・睡眠・運動など生活習慣を見直す
です。
「妊娠したいけれど、何から始めたらいいのか分からない」という方は、まず自分の身体や健康について知ることから始めてみてください。
このブログでも、妊娠・出産・産後について、助産師の視点から分かりやすく紹介していきます。
ぜひ、これからの記事も参考にしてみてください。
※この記事は一般的な医療情報を紹介するものであり、個別の診断や治療を行うものではありません。症状や薬、予防接種などについて不安がある場合は、医療機関へご相談ください。

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