「今、何か出たけど、これって破水?」
出産が近づくと、破水について気になっている方も多いのではないでしょうか。
破水は、陣痛が始まる前に起こることもあれば、陣痛中に起こることもあります。
また、「尿漏れなのか破水なのかわからない」と迷うこともあります。
今回は、助産師として出産に関わってきた経験をもとに、破水の特徴や尿漏れとの違い、破水したときの対応について解説します。
破水とは?
破水とは、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、中にある羊水が外へ流れ出ることです。
破水は、陣痛が始まってから起こる場合もあれば、陣痛が始まる前に起こる場合もあります。
「破水=大量の水が一気に出る」というイメージがあるかもしれませんが、実際には感じ方や出方には個人差があります。
一度にたくさん出る場合もあれば、少量ずつ流れ出るように感じる場合もあります。
破水するとどんな感じ?
破水の感じ方は人によって異なります。
よくあるのは、
- 急に水っぽいものが出てきた
- 下着が濡れている
- 尿を漏らしたような感覚がある
- 立ち上がったときに流れてきた
- 一度出た後も少しずつ流れてくる
などです。
破水した瞬間に「パチン」と何かが弾けたように感じる人もいますが、必ずしもそのような感覚があるわけではありません。
そのため、「破水した感覚がなかったから破水ではない」とは限りません。
破水と尿漏れの違いは?
妊娠後期になると、お腹が大きくなって膀胱が圧迫されるため、尿漏れが起こりやすくなります。
そのため、破水と尿漏れの判断に迷うこともあります。
一般的には、尿は黄色っぽく尿特有のにおいがあります。
一方、羊水は透明〜やや白っぽいことがあり、尿とは異なるにおいに感じることがあります。
ただし、色やにおいだけで破水かどうかを判断するのは難しい場合があります。
「もしかして破水かも」と思ったら、自己判断せずに産婦人科へ連絡して確認してもらいましょう。
破水したかもしれないときはどうする?
破水かもしれないと感じたら、まずは落ち着きましょう。
① 清潔なナプキンや産褥パッドを使用する
羊水が流れてくる場合があるため、清潔なナプキンや産褥パッドを使用しましょう。
タンポンは使用しないようにしてください。
② 破水した時間や状態を確認する
いつ頃から出てきたのか、どのくらいの量なのか、色はどうなのかを確認しておくと、病院へ連絡するときに伝えやすくなります。
可能であれば、羊水の色も確認しておきましょう。
③ 産婦人科へ連絡する
破水が疑われる場合は、陣痛がなくても産婦人科へ連絡しましょう。
病院から指示された方法で受診してください。
破水した場合の対応は妊娠週数や状況によって異なるため、自己判断で様子を見るのは避けましょう。
破水したらお風呂に入ってもいい?
破水した可能性がある場合は、入浴や浴槽につかることは避け、病院へ連絡してください。
破水後は感染のリスクなどを考慮して対応する必要があります。
シャワーについても、病院によって指示が異なる場合があるため、自己判断せず確認しましょう。
破水したらすぐに陣痛が来る?
破水したからといって、必ずすぐに陣痛が始まるわけではありません。
破水後に陣痛が始まるまでの時間には個人差があります。
陣痛がまだなくても、破水が疑われる場合は病院へ連絡して指示を受けることが大切です。
こんな場合は特に注意しましょう
破水かもしれないときに、
- 緑色や茶色っぽい液体が出ている
- 出血がある
- 強い腹痛がある
- 胎動がいつもより少ない
- 発熱など体調の変化がある
などの場合は、特に注意が必要です。
これらの症状がある場合は、すぐに産婦人科へ連絡して相談しましょう。
破水かどうかわからないときは?
「少し濡れただけだから尿漏れかな?」
「おりものかもしれない」
と思っても、破水かどうか自分で判断するのが難しいことがあります。
破水は少量ずつ出ることもあるため、迷ったときは産婦人科へ連絡することをおすすめします。
病院では必要に応じて診察や検査を行い、破水しているかどうかを確認します。
「こんなことで電話していいのかな」と遠慮する必要はありません。
出産が近づいている時期だからこそ、気になることがあれば病院へ相談しましょう。
まとめ
破水は、陣痛の前に起こることもあれば、陣痛中に起こることもあります。
大量に水が出る場合だけでなく、少量ずつ流れるように感じることもあるため、尿漏れとの判断が難しい場合があります。
「破水かもしれない」と思ったら、
- 清潔なナプキンや産褥パッドを使用する
- 出てきた液体の色や量などを確認する
- 産婦人科へ連絡する
- 入浴は避ける
- 病院の指示に従って受診する
ことを意識しましょう。
破水したかどうかわからない場合でも、自己判断せず産婦人科へ相談することが大切です。
出産が近づいたら、破水した場合の連絡先や受診方法について、あらかじめ確認しておくと安心ですよ。


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